院長のご紹介
小山ヶ丘歯科 院長
立花 卓也
略歴
2009年 明海大学歯学部 卒業
2009年 明海大学PDI埼玉歯科診療所にて研修
2010年 明海大学付属病院歯周病科 入局
2014年 吉祥寺セントラルクリニック 勤務
2018年6月三鷹公園通り歯科・小児歯科 開院
2023年12月 小山ヶ丘歯科 継承
所属学会・資格
- 臨床研修指導医
- 日本歯周学会
- 日本小児歯科学会
- 日本老年歯科医学会
- 日本口腔インプラント学会
患者さまに寄り添い
一緒に歩む歯医者を目指して
「歯医者さんは楽しい」。
歯科医師を目指した幼少期の経験
私は幼少期、プラモデルや釣り道具を自作するなど手先が器用で、学校では図工を得意科目にしていました。兄弟の影響で小学校低学年からは剣道を習い始め、心技体の心得や文武両道の精神を学びました。人と人の関係性における礼節の大切さ、そして苦難に負けない心の強さを子どもながらに理解できたことで、今の私があると考えています。
歯医者に初めて行ったのは、小さい頃にかかってしまった虫歯の治療のときです。治療後にもらえるご褒美がとても嬉しく、コレクションしていたのを覚えています。私にとって、歯医者は親しみとともに頼れる職業でした。「歯医者さんって楽しい」と思えたほどです。そうした経験や思いもあって、大学進学時に自分の将来を考え、「歯医者になろう」と決断したことは自然なことだったのかもしれません。
たくさんの気づきと
経験を得た歯学部時代
大学の歯学部へ入学後すぐに思ったこと、それは「一般教養のカリキュラムってこんなにあるの?」ということでした。基礎科学、行動科学、医療倫理と幅広く学ぶ必要があり、医療従事者としての責任をここで強く実感しました。歯科領域の授業も座学で学ぶべきことがとても多くあり、その量には本当に圧倒されました。実習で「器用な手先を活かしたい」と思っていましたが、その機会はずっとずっと先でした。
しかし今思えば、これは至極当然のことです。歯科医学的な知識の根拠がなければ、スムーズに治療を行えません。実際に「手先の器用さだけでは足りない」と、徐々に歯科医療の専門性に気づくこととなります。
学生時代は勉学以外にも、「クリニカルリサーチ部」という地域医療のサポート活動をする部活に入っていました。私の親族には歯科医師がおらず、「歯医者の仕事を知りたい」という気持ちがあったためです。部活では保健センターでの検診や文化祭での骨密度測定など専門性の高い活動はもちろん、地域の幼稚園に赴いて紙芝居でブラッシング指導するという機会もありました。幅広くさまざまな年代の人たちに触れられたことは、歯医者を目指す私にとって本当に素晴らしい経験だったと思います。
高度な歯周病治療を直に学んだ
大学附属病院時代
大学を卒業して研修医を終えた私は、明海大学附属病院の歯周病科に勤務します。歯周病はセルフケアだけでは予防できず、先天的な問題からも発症し、全身の健康に影響する恐ろしい病気です。「歯周病で悩む患者さまを救いたい」という気持ちが強く、歯周病を治療し、歯周組織をコントロールして予防を行う歯周外科に興味を持ち入局を決めました。
指導医の先生のもと、一緒に診療したりカンファレンスを繰り返したりしながら知識や技術、そして歯科医師としての心構えを学ばせていただきました。歯周病治療の専門科であることから、高度な治療をその見て触れることができたのはとても貴重な経験です。熟練した外科の手技、骨整形や骨移植、再生療法にインプラントまで、新人の私にとって吸収することがとても多い場でした。
「治療とは患者さまを知ること」
という教え
歯周病は生活習慣病の側面もある病気です。そのため、ブラッシング指導や禁煙指導などを通して、患者さま生活習慣改善をサポートがとても大切です。
私は大学病院時代に、「病気を治療するということは、まず患者さまを知ること」と指導されました。精密な検査を行えば病態の診断は可能です。しかし、なぜこの病気になったのか、その原因を患者さまのパーソナルなところまで掘り下げ、背景を理解して治療に活かすことが、患者さまの未来の健康につながります。
今でもその教えを信じて貫き通し、患者さまに寄り添ってコミュニケーションを取ることを大切にしています。患者さまと一緒に治療のゴールを目指す今の診療スタイルは、こうした教えがあってこそだと考えています。
新たな環境で
初心に戻る大切さを知る
法人クリニック院長時代
勤務医の後、今はある法人クリニックの院長として立ち上げから携わります。グループは医科・総合歯科クリニックで、医科、インプラント、審美歯科、矯正歯科などさまざまな専門の先生がいました。「歯周病以外の専門性の高い治療を学びたい」と当時思っていた私にとって、これ以上ない環境でした。
勤務医時代は、自分の診療レベルを高めるために邁進していましたが、院長になってからは管理者としてスタッフと向き合うことも必要になります。当初は慣れなかったこともあり、悩む日々が続きました。しかし、「患者さまにより良い治療を提供したい」という歯科医師の基本に立ち返り、改めてチーム一丸となって丁寧な対応・診療を行っていきました。
その結果、多くの患者さまからの信頼を得ることができ、通院されている患者さんから口コミで広がり、ご家族やそのお知り合いなどが多く来院してくれるようになりました。「丁寧で優しい」ことが評判になって、お子さまの来院数が増えていき、小児メインの診療へとシフトしていきました。
多くの経験を積み感じた
小児歯科・小児矯正の大切さ
お子さまの治療を多く行ってきたことで実感したことは、小児矯正や予防歯科はお子さまの将来にメリットのあるものということです。小児矯正は骨の成長を利用して適切にコントロールできます。そのため、将来の成人矯正を行った際に抜歯やあごの骨を削るといったリスクを抑えられます。歯並びが整うことは、お子さまの心の安定にもつながります。
予防もお子さまの未来を明るくするものです。子どもにとってブラッシングは、健康と向き合うひとつのきっかけになります。そのため歯医者は痛くて怖いところではなく、子どもたちが気軽に楽しく通える教室のような場所であるべきだと考えています。小さい頃から歯医者に慣れることは、お子さまにとって予防歯科の第一歩となることでしょう。
治療・予防の大切さを伝えつつ、それにとらわれすぎるのではなく、「歯医者は楽しいところ」「子連れでも気軽に通える」というイメージを持っていただき、ご家族の方と一緒にお子さんの健やかな成長を見守る歯医者を目指していきます。
多摩境や小山ヶ丘地域の
皆さまとともに歩みます
小山ヶ丘歯科の前院長である大友先生は私と大学が同窓です。私が学生時代に授業や研修でお世話になった先生の同級生にあたります。また、歯周病科の先輩も小山ヶ丘歯科で勤務経験があるなど、大友先生とは強いご縁を感じています。
大友先生の意思を受け継ぎ、多摩境や小山ヶ丘地域に暮らす皆さまのお口の健康を支える総合歯科クリニックを目指していきます。小さなお子さまからご年配の方まで、ご家族一人ひとりに合わせた、最適な治療と予防プランをご提案し、皆さまと一緒に明るい未来へ歩んでいきます。